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【50代男性<1型糖尿病・C型肝炎>3級】肝炎の初診の20年後に糖尿病を発症

男性:50代
傷病名:1型糖尿病・C型肝炎
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
支給月から更新月までの支給総額:約160万円

ご相談に来た時の状況

C型肝炎でインターフェロンでの入院治療。
15年後、その副作用で1型糖尿病を発症。
インスリンポンプを常用しながら生活を続けていた折、障害年金の制度を知り来所され受任となりました。

認定のポイント

【糖尿病の合併症】

糖尿病を原因とする疾患については以下の障害で認定されます。

  1. 糖尿病性網膜症:眼の障害
  2. 糖尿病性壊疽を合併(四肢の切断など):肢体の障害
  3. 糖尿病性神経障害(激痛、著明な知覚の障害、重度の自律神経症など):神経系統の障害
  4. 糖尿病性腎症:腎疾患による障害

なお、糖尿病単独の障害障害の障害認定基準はこちら>>>>をご覧ください。

【糖尿病の合併症の初診日】

合併症で申請する場合、初診日は合併症の初診日ではなく、原因となった糖尿病の初診日を特定する必要があります。

糖尿病は、初診日から受給要件に該当する状態になるまで時間がかかる場合も多く、初診の医療機関が廃業になっていたり、カルテが廃棄されてしまっていたりといった事由により初診日が特定できず、障害年金の申請を諦めてしまうケースが多くあります。
こうした場合でも糖尿病手帳やレセプトなど手がかりになる情報を洗い出しながら、初診日の特定に至る場合もありますが、一般の方が自力で調査するのは困難です。

当センターによるサポート

じっくりと病歴のヒアリングを行いました。初診が20年以上前だった為、初診の証明に苦労しました。
当時の入院記録は幸い残っていましたので、他にいくつかの「医証」を用意し、20年前の初診を証明できました。
現在の主疾患である1型糖尿病とC型肝炎のインターフェロン治療の因果関係を証明するために、病歴を詳細に聞き取りを行いました。
幸運なことに、現在、C型肝炎と1型糖尿病で受診している医療機関が同じでしたので、因果記載し、更に先生にも正確な診断書作成にご協力頂き申請となりました。

結果

障害厚生年金3級が認定されました。

初診日が特定できず、障害年金の申請を諦めてしまうケースが多くあります。当センターは、丁寧に対応します。是非、ご相談ください。