【50代女性<統合失調症>認定時2級・請求時1級】症状が悪化し障害年金申請
女性:50代
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金 認定時2級・請求時1級
ご相談に来た時の状況
3年前から不眠が出現し睡眠薬を服用。
その1年後、仕事が変わり頭がふらふらする、首が痛い、息が苦しいなどの症状出現し、内科を受診。内科的には異常は発見されなかった。心療内科の受診を勧められた。
心療内科を受診し、統合失調症と診断された。
一旦症状は改善し、パート業務を再開するできたが、徐々に不安感・焦燥感に苛まれるようになり、退職。
更に不眠、不安、焦燥感、憂うつ気分、意欲低下、倦怠感が加わった。表情も乏しくなり、場面にそぐわない言動をするようになった。その後、幻聴、妄想、異常行動も出現し、家族が介助する生活となった。
同居している夫、娘、息子が面倒を見ていたが、症状が重くなり年金請求を決意し、来所されました。
当センターによるサポート
ご家族は本人の日ごろの状況を克明にメモに取っており、診断時には主治医に見せていらっしゃいました。
このメモを参考にし、詳細な日常生活状況の聞き取りを行い、家庭での状況をつぶさに記述した病歴・就労状況等申述書を作成しました。
「統合失調症」の場合、ご本人の、「病識(自分が病気であるという認識が低い)」は乏しい場合が殆どです。統合失調症に伴う幻覚や妄想が現実だと信じ込んでしまうため、自分が病気だと認識できない状態であることが原因です。
そのため、主治医に自分の症状を訴えることができません。
ご本人はもちろん、ご家族が診察に同行され、本人の日ごろの状況を克明記載したメモを主治医に見せていたことで、適切な診断書を頂くことが出来ました。。
結果
障害基礎年金で、認定日2級、現症(請求時)1級の認定を受けることができました。
ご家族は「これまでの労苦が報われ先への希望ができた」と喜んでいただけました。
本ケースのようにご家族が診察に同行され、本人の日ごろの状況を克明記載したメモを主治医に見せていたことで、適切な診断書をいただくことが可能になります。
当センターのご相談の中には、主治医に何を伝えたらよいかわからないといった問合せも多くあります。お悩みの際は、是非、ご連絡下さい。



