【40代女性<広汎性発達障害>2級】【40代女性(広汎性発達障害)3級】大人になってから発達障害の診断
女性:40代
傷病名:広汎性発達障害
決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級
ご相談に来た時の状況
勤務先でミスを連発し解雇された。
約2年前に初めて受診。発達障害と診断され、医師より通常の仕事はできないと言われ、生活に困って相談に来られました。
申請のポイント
発達障害は先天性疾患ですが、初診日は出生日とは限りません。
【知的障害を伴わない場合(概ねIQ70以上)】
初診日は「発達障害のために初めて医療機関を受診した日」です。 初めて受診した日が20歳以降で、厚生年金の加入中の場合、障害厚生年金での申請が可能です。
- 厚生年金の納付要件を満たしていなければ申請できません。
- 3級からの受給が可能になります。
【知的障害を伴う場合(概ねIQ69以下)】
知的障害を伴う場合は、知的障害と「同一傷病」として扱われますので、初診日は「出生日」となります。
障害基礎年金の扱いになります。
- 納付要件は問われません。
- 2級の認定基準を満たさない場合、受給できません。
当センターによるサポート
発達障害の場合は、生まれた時からの障害の状態を申し立てる必要があります。
状況を詳しくお聞き取りしました。
結果
認定日時点で障害厚生年金3級認定を得ることができました。
本ケースでは、診断書に、「今までの経過や病状や日常生活の状況」記載してもらうことが大事です。
当センターでは、主治医にこれらの内容を ご説明する書類をご用意しました。
困られていましたら、ご相談ください。



