【30代女性＜知的障害＞2級】大人になってから知的障害の診断・一般企業就労中
女性：30代
傷病名：知的障害
決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級
支給月から更新月までの支給総額：約155万円
ご相談に来た時の状況
幼児期から発達の遅れが認められたものの、適切な支援はなされずに成人しました。
30歳を過ぎてから障害年金のことを知り、専門医を受診したところ、知的障害と診断され相談に来られました。
「将来が心配」と、ご家族でご相談に見えました。
知的障害の取り扱い
- 初診日: 出生日
- 初診日証明：生まれつきの障害であるため、通常の「受診状況等証明書」などの、初診日を証明する書類は原則不要です。
- 対象年金： 20歳前の傷病による「障害基礎年金」の対象となります。
当センターによるサポート
出生から現在に至るまで、幼少期、小中高での学校生活の具体的なエピソード、就労先での出来事、日常生活状況などを、ご主人同席のもとでヒアリングしました。
勤務先での仕事の内容や同僚のサポートなどは、特に詳しく伺いました。
内容を医師にお伝えし、正確な診断書を作成していただくことが出来ました。
このようなケースでは、障害年金の正しい知識を持たないままに申請すると、不支給となることが多いのです。
「今まで、何とか生活できている」と判断されるからです。当センターも慎重に対応しました。
勤務先や周りの方々のサポートなどを細かく聞き取りし、主治医にお伝え出来たことが、今回の受給に繋がったと思います。
結果
障害基礎年金2級の認定を得ることができました。
「もっと早く障害年金のことを知っていたら」としきりに悔やまれました。
本ケースは、大人になって知的障害がわかったケースでした。
また、申請の際、失敗することが多いケースです。
是非一度、ご相談ください。
