【20代女性<胸椎損傷/多発骨折>2級】初診から7カ月の症状固定日が認定日として認められる
女性:20代
傷病名:胸椎損傷/多発骨折
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
ご相談に来た時の状況
7か月前に自宅のベランダから転落し胸椎損傷と多発骨折と診断されました。身体障害者手帳を取得された上でご相談に来られました。
申請のポイント
【認定日の特例】
病気や障害の内容によっては、1年半を待つことなく、障害年金の申請が可能となります。
交通事故や転落事故による障害年金の障害認定日は、原則として事故による初診日から1年6か月経過した日です。
ただし、例外的に1年6か月以内であっても「症状が固定し、それ以上治療の効果が期待できない状態(症状固定)に至った日」が認定日となる場合があります。
その他の認定日特例は、下表のとおりです。
| 状態 | 認定日特例 |
| 人工透析 | 透析開始から3ヶ月を経過した日 |
| 心臓ペースメーカーや人工弁の装着 | 装着した日 |
| 手足の切断 | 切断した日 |
| 人工関節 | 挿入置換術を行った日 |
| 人工肛門(ストマ) | 造設した日から6ヶ月を経過した日 |
| 人工膀胱の造設 | 造設日 |
| 在宅酸素療法 | 療法開始日(常時使用) |
| 脳梗塞・脳出血などによる肢体障害 | 医師が症状固定と判断した場合: 初診日から6ヶ月以上経過した時点で診断書に記載された診察日 |
当センターによるサポート
詳しくお話をお伺いしたところ、1年6か月未満でしたが、主治医に症状固定と回復の見込みがないとのことでした。
そのため診断書を作成していただくために医療機関に「症状固定」である旨、明記していただくよう お願いしました。詳細に日常生活における支障をお聞き取りし、病歴・就労状況等申立書を作成しました。
結果
申請後1ヶ月余で障害基礎年金2級を受給できることとなりました。
迅速な対応を大変喜んでいただきました。
2本ケースは「認定日特例」で1年半を待たずして、障害年金が支給されたケースです。
こうしたサポートは、当センターにお任せください。



