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【20代女性<分裂感情障害>2級】ご家族が申請し不支給、当センターで再申請

女性:20代
傷病名:抑うつ神経症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級

ご相談に来た時の状況

数年前、ご家族の方が障害年金申請をされ、不支給となったとのこと。
現在もその頃と症状は変わらず、引きこもり状態。
突然、家庭内で物を投げたり、壁を叩き続けるなど暴れたり、自殺を図ったりするとのことでした。
ご家族は、一時も目が離せないと疲弊され、ご来所されました。

当センターによるサポート

まず、前回の申請で、「不支給」となった原因を調査しました。
前回の申請書類も、診断書も、不支給の決定通知書も全く残っていませんでした。
当センターは日本年金機構に問合せし、「障害不該当(症状が重くないので認定できない)」であることが判明しました。
ご家族に詳しくお話をお伺いしたところ、前回の申請では家庭内での様子が医師に正確に伝わっておらず、「病歴・就労状況等申立書」にも十分に記載されていないことが判りました。
そこで家庭での様子を詳細にお聞きし、家庭内で暴れた時の状況、自殺を図ったときの状況を具体的に「病歴・就労状況等申立書」に記載しました。
主治医にもその内容を書面にてお伝えして、診断書に反映してもらえるよう努めました。

結果

障害基礎年金2級の認定を得ることができました。
ご家族にも大変喜んでいただきました。

障害年金の申請において、医師の診断はとても重要な要素となります。本件のように医師に家庭内の様子などが正確に伝わっていないということがよくあります。
こうしたことは、受診時に、つい「まあまあです」と答えがちであったり、何と伝えればいいのかわからなかったり、診療時間が限られていたりする中においては、仕方がないことかもしれません。
こうした方へのサポートはまさに私たちの役目です。相談者もご家族も聞き出してもらうことで整理がついていくことたくさんあるかと思います。今後もこうした方のお役に立っていければと存じます。